2022のかけら

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日記のハイライト。

1/7 カラオケが楽しくて、みんなが歌った曲名を日記に書き留めた。

1/10 「Diana F+(カメラ)をどこにでも連れて行きたい。」テレビで私が好きそうな番組がやってるって教えてもらった。

1/31 フィリピンのお姉さんとの会議で「you look stunning today」って言ってくれた ~_~

2/18 『EUPHORIA』は暗い学園ドラマだけど、「勇気を感じた」。

2/20 相変わらずほっしゃんは、「お安いご用ですよ」って言ってくれる。そしてゆめぴりかのおいしさに感動。

2/22 「こんなに気が合う人と出逢えるだけでも、ちょっとした夢が叶った感じ。」

3/11 札駅で道聞かれて、即答できた(^ ^)

3/23 「久しぶりに、こんなに生きている実感を感じる日」

4/24 手嶌葵のコンサート。「ありふれた日常の中で、人と人が出会って、夢見て、そして人に伝わる素敵なものを創り出す。」

4/25 「2年後は、実家で旧正月を過ごしたい。」(→2024年?)

5/20 高校の同級生Zと話してて。Z:「失恋した後、自分を変えたいと思った」私:「?恋愛してきて、自分を変えようと思ったことないわ...」Z:(笑いながら)「あんたは、それは変えようとしないでしょう」

5/26 フィリピンのお姉さんに転職の話をした。「but i hate you for making me cry now」。・°°・(>_<)・°°・。

6/2 同期のEちゃんと廊下ですれ違った時、あ〜疲れた〜って顔したのが面白かった。

6/6 「this may be the best time of my life」

6/8 「この二人を思い出すと、生きがいを感じる」(中学の親友)

6/15 お母さん「最近妹の様子が変だよ。どうしたんだろう?」

6/21 水野さんからのブーケ。経理の方が「りゅうちゃんならなんでもできるよ」って言ってくれた。

7/11 Linus' BlanketもFrenteが好きだったのを知って、「広大な宇宙の中で、自分の居場所を確かめた。というか、自分の存在を確かめた。」

7/13 友達にroom tourして、「この部屋で暮らしたら絶対幸せになるよ」って言ってくれた。

7/15 「『To the Dancers in the Rain』を聞いてるうちに、悩み事が消えていく。」

8/6 「もう一回高校生をやり直せるなら、学校の新聞を作ってみたい。」

8/24 「10年前のあの日の眩しい陽射し、爽やかな風を鮮明に思い出した。」「命の限り、いつも素敵なことをいっぱい思い出すこと。」

8/27 ソヒョンがインスタフォローしてくれて嬉しい!

8/28 Kain:「フランス人だと思ったんじゃない?」笑

9/9 お父さんが最近買った金魚を見せてくれた。まだ買ってるんだね。妹が勉強出来なさすぎて、「もうおいしいご飯作ってあげたくなくなっちゃったよ」笑。

9/13 Youtubeで "and then you kissed me"の弾き語りで「crazy that this was done only 2 weeks ago」とコメントをいただいた。♡

10/1 ゆいこちゃんがこのblog読むの好きって言ってくれた!わー。

10/11 a day full of inspirations.

10/30 online partyで弾き語りやってて、高校の友達Yちゃんに「そんな笑顔で聞いてくれて嬉しい」って言ったら、「それは、いつまでも笑顔であなたの歌を聞くわよ」って返してくれた。忘れられない一言。

10/31 チャットルームで誰かが「一人暮らしだから難しいよ」って話した時に、最近知り合った友達が「一人だからなに?しんしんはちゃんとできてるじゃん」って言ってくれたのが嬉しかったわ。

12/4 ドラマの中の人が映画館でポップコーン食べてるのが幸せそうに見えた。

12/6 「『Emmerdale』を小説にしたらどうなる?」

12/8 「counter-reaction」って言葉が好き。

12/25 Yに「ウミガメのスープ中毒だよね?」って言われた。

12/28 Yに「来年遊びに行ってもいい?」って聞いたら、「いいよ、おいでよ、お願いだから!」って、ははは。

A city in 2006

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久々に大学時代に作ったプレイリストを開いたら、YUIの『君への想い』が出てきた。

小学生の時になにげに夕飯の時間帯によく観てた韓国ドラマ『High Kick』の挿入歌。

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シットコムであり、学園ドラマであり、サスペンスでもある傑作。

この曲は、最後に大好きなMinjungがMinyongと別れた後に、

雨の日に英語の授業をしながら、Minyongのことを思い出したシーンの曲。

 

今日はHigh Kickの世界観を振り返ってみたいな。

2006のソウル。気づけばノスタルジーになってた物事。あの頃にしかできなくなったこと。

 

1. 友達のお家で一緒に宿題をやる

高校生のBeomは、毎日大親友のMinhoの家に通ってて、寄生虫と言われる程だった。

あ〜冷蔵庫を開けてジュースを飲んだりおばあちゃんの料理を食べたり。週末は家族全員で山登りしたり。(Beomも絶対いる)

同じイヤホンの左右を分け合ったり。

Minhoのあの勉強机はとても狭かったけど、いつも仲良くシャアしてたよな。

 

2. 車で通勤して、仕事前に同僚にカプチーノを頼む

MinjungとMinyongはよくそうやってたな〜

普通の東京の会社員はできないかもな。できなくはないけど。

そういえばMinyongは体育の先生で、授業中はいつも体操着なんだけど、

通勤はいつもビシッと、スーツだったな。

 

3. カフェレストランでのデート

ファンシーでもなく、たまにピアノの弾き語りの人がいたり。『Greatest Love of All』とか歌って。

いきなり明日映画見に行く約束ができたり。

 

普通に、知り合いとばったり会っちゃう街だけでも、面白いな。

High Kickの中のソウルは、白い息をよく見る寒そうな街。

でも夜に広い公園でお散歩デートができる、温かみ。

 

P.S. 大好きな、お別れの時のシーン:

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Minyong:「後悔するだろうな。」

Minjung: 「後悔するでしょうね。」

Minyong:「一生後悔するよ。」

Minjung: 「一生後悔するだろうな。」

 

まとめてみたら今でもできなくはないんだけど、

微妙に懐かしいこの感じ、きっと今ソウルに行っても見つからない。

『Die Liebe der Erika Ewald』の続き

(写真はガタガト。このトーンがこの小説に合うと思って。)

『Die Liebe der Erika Ewald』ーErika Ewaldの恋。

Zweigの小説の中ではかなり初期の作品で、1904年に発表されている。

 

小説の中の春のウィーンは田園詩と19世紀末の都会の美しさを兼ねていて、

そしてErika Ewaldという名の少女の初恋も半分はこの景色に恋をしているようなものだった。

あ、そこが好き。

 

ストーリーを要約すると、若いピアニストのErikaが、

ある日魅力的なバイオリニストの男性と出会い、

恋人になったが体の関係に踏み込もうとした夜にErikaがパニックになって逃げてしまった。

時が経ってやはりその男性のことが好きだと気づき、

彼のコンサートを見に行くが、、彼は他の女性とイチャイチャ?していてErikaのことを見たら

冷ややかな笑みを見せてさらにイチャイチャしていく〜っていう話。( ̄▽ ̄;)

 

その後の話は、Zweigの処理としては

Erikaはそのショックで何事でも穏やかに受け入れる性格になって、

ピアノの世界に没頭するold maidになるとされているが、

え〜〜〜気になるな〜

 

どう考えても続きありそうなんだよなぁ。

 

そんな一回の失恋で、人はそこまで変わるかな?

Erikaには他の恋もやってくると思うし、その男性ともまだ終わってない気がする。

大体その男性こそ伸びしろありすぎでしょ。。

設定では恋愛経験豊富とされてるけど、Erikaが逃げていった後

男性から手紙1通も届かず、連絡を絶ったのが不思議。

当時のシチュエーションは、急に用事を思い出した可能性もあるし、

具合悪くなった可能性もあるでしょう。。

Erikaがまだ男性経験0なのも考えたら、そこを優しく受け止めてもいいんじゃない?

そうしないのが、この小説の面白さ。そうできない二人なんだと思う。

 

音楽を愛する二人は、とても繊細な感情の持ち主で誠実で、

会話の内容には慎重で、上面の会話をするくらいなら黙る。

その沈黙の価値を知っている。(Zweigはこれを、深い教養からきてるとしてるけど、まぁ)

デートはあえてPraterに行かないで、(心に刺さる)

田舎のビストロで流行りの曲の演奏を聴いたときに、

Erikaの耳を汚したくないとでも言ってるように、早めにお店を出たり。

 

おまけに男性の方はおそらくプライドが高くて、

今まで付き合った女性の中でもErikaのことを一番特別に思ってるからこそ

Erikaの弱さや乙女心をわかっていなかったんだと思う。

5〜10年経てばわかるでしょう。(ちなみに1904年のZweigはまだ23歳。。)

成長した彼はErikaのこと思い出して、後悔もあるでしょう。

 

1904年前後のウィーンの人口は、約170万。

(出典:https://ww1.habsburger.net/en/chapters/metropolis-melting-pot-i-vienna-migration-under-emperor)

今の東京の10分の1で、ちょうどうちの地元と同じくらい。

この二人は、家は歩いて行けるような距離だけど、Erikaは活動範囲狭そう。

ピアノを教える生徒によっては引っ越すこともあると思う。

出くわす確率はなんとも言えない。

 

でもでも、元々ピアノの生徒の家族を通じて知り合った二人は、

そのうちにどっかのパーティーで出くわさないかな?

Erikaはとても控えめだけど、その後の人生でも彼に会いたがってたし。

彼がいるのを知っててもパーティーにはいくでしょう。

会った時に、15分でも経てば、彼は彼女の苦しい愛情には気づくでしょう。

 

1904年のZweigには予想できなかったけど、10年後にはWW1が待ってる。

当時のオーストリアの徴兵制度は知らないけど、

男性が徴兵されることもありうえそう。(35歳くらいで)

まぁこの人は35になったらもう結婚してると思う。

 

WW2も終われば、この男性が生きてる確率は40%以下だと思う。

特に戦時に出くわしたら、どうなるんだろう。

彼の家に訪れるたびに、「書斎に通してくれて、春の上着を受け取ってErikaの手の甲にキスして

机の隣の小さなvelvetのソファに一緒に座る」彼だったが、

戦時は髪型もスーツもすごいことになりそう。

できるならErikaに見られたくなかったでしょう。

でも出くわしたら、きっとErikaが前より強い女性になってることに気づくと思う。

30代に、同じshelterで希望を無くしたウィーン市民の前でまたセッションをやったらいい話だよね。

 

まぁでも、Erikaには他にも素敵な出会いがたくさん待ってると思う。

Erikaの心の中の美しい景色は、続くよ。

カフェにふさわしい会話

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(写真は洞爺湖の近くのカフェ)

 

今日は、秋晴れに巻積雲で、風も秋の匂いしてた。

夜になって、そんな空気によく似合う、何か涼しいトーンの映画観てみたいなと思って、

高校の時に一度観た映画『Le Amants du Flore』(2006)を観た。

 

日本語に直訳すると「フロールの恋人」になる。フロールというのは主人公たちが通う有名なカフェのこと。

(フロール=ローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神)

主人公のSartreとBeauvoirもそうだけど、他にもここに通う有名人がたくさんいたから、かなり観光客に人気みたい。

でもカフェを思う通りに楽しむことは、そう簡単ではないとずっと思ってる。

特にこのCafe de Floreみたいなカフェは、下手すればパリ症候群みたいになる確率が高いと予想してる。。

なぜなら、そのカフェにふさわしい空気を作り出すことが難しいから。

 

先週『Belle et Sébastien』を観た時も思ったんだけど、

観光でアルプスに行っても、映画のあの空気になれるかな?

「こうやって山に登るけど、このすぐ下に我が家がある。」

「学校にはまだ行ってない。将来も多分ずっとここにいる。」

「一番の関心は羊のこと。」

そんなマインドセット

 

ここ最近、旅行行くことが怖くなってきてる。

どこ行っても、同じような寂しさ、同じような心配事でせっかくの景色を同じ色に染めちゃう。そんな不安がある。

Alain de Bottonの『The Art of Travel』のように。

Elena Ferranteの『The Lost Daughter』のように。

そのジレンマが解けるまでは、新しい旅に出ないと決めた。

 

カフェの話に戻ると、そうだね、今カフェに行ったら、

この映画の雰囲気で楽しむなら、まず誰かと一緒に行くことが前提でしょう。

まだお世辞と作り笑顔が必要な関係だったらまずアウトでしょう。

日常の愚痴が出るのもまた違うでしょう。

ある程度、クリエイティブな話ができるのがいい。違う時空の話をちょっとできるような。

初対面の会話は、テンションが高いから△。

居心地いい関係がいいね。

もうお互いのこと好きだって確認済み。

異性はちょっと難しい。でも花沢類みたいな人はあり?

すてきだと思ってるけど、もうこの人に好かれたいとか考えてる時期が終わってる相手。

でもどっちかというと穏やかで想像力がある女性がいいな。

 

日常の出来事よりちょっと離れた、自然の視点で会話する。

主語は、「私は」「あなたは」「彼は」よりも、「カモメは」、「ヒノキは」。

目の前の街を越えて、一緒に遠くの景色を見てるような気持ちよ。

 

昔の文通友達が一番近いかな?

だとすれば、誰かと一緒に来るよりも、カフェで手紙を書けばいい?

経験上、そうでもないけど〜

いつか誰かとそういう会話ができること、とても楽しみにしてる。

学園アリスカフェに行ってきた!

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全然予約取れなくてiPhoneのカレンダーに毎日空き状況を確認する繰り返し予定を入れてた(°▽°)

おとといちょっと落ち込んでたけど、今日の予約を思い出すととても前向きな気持ちになれた。

昨日の夜も、寝る前に漫画を読み返しつつ、今日の服装と髪型を考えてた(*゚▽゚*)

「明日は朝起きた瞬間から、学園アリスモードになろう!」と決めて!

 

最終的にはこのスタイリングで行ってきた🎀

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なるべく学園アリスの世界観に合わせようと思って、本当はリボンがあればよかったけど、まぁ〜

早めに上がって、ちゃんと髪を巻いてワックスつけてからアレンジしたかったけど

クライアントの資料に集中しちゃって最終的に15分でメイク+ヘアを終わらせることになった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

席に着いて、周りのお客さんのことが気になって、、ジロジロ見ちゃった笑

意外と同世代の方が一番多くて、全体としても25〜35が多い気がする。

確かに学園アリスの連載は2002〜2013で、その間に学生時代を過ごした人となればそうなるよね♡

中にはとても真面目そうな方もいるけど、そんな人も私と同じく学園アリスにキュンキュンしてるんだって思うと和む〜

 

行く前にtwitterで様子見てて、一番欲しいコースターを決めてたんだけど、

一発で当たって、、本当に嬉しかった。( ・∇・)

今回の購入品〜(左上が一番お気に入り)

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カフェで最後の30分で周りの人に声かけてグッズ交換する方が多かったけど、

全部お気に入りだから交換しないで済んだ♡

 

委員長の明太子パスタが激うまで、明日自分で再現してみたいと思った〜

卵がたっぷり入ってそうなフィットチーネだった・・・♡

そしてルカぴょんのクランベリミルクがめっちゃかわいい。

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数ヶ月前から漫画の方を読み返してるんだけど、

昨日の夜に、ちょうど一番好きな体育祭篇に辿り着いた・・・

食事の間もちょこちょこ読んでて、今この時間のありがたさを噛みしめてた。

 

Twitterで面白いつぶやきを見た:

そうなの。それでいいの(^-^)

 

グッズとか壁に飾ってあるイラスト、見覚えがあるものがほとんどだった。

中1の夏休みに、パソコンの前でそのイラストたちを眺めてた時間を思い出す。

どうしてこんなに好きなんだろう。唯一ちゃんと読んだ漫画。

でもこんなに好きなんだから、分析したくない。

 

蜜柑と棗がかわいい服装で森の中でパンケーキを食べてるイラストを眺めてて、

何か温かな、穏やかなものを感じる。

森の中で一緒にパンケーキを食べるだけ。

現実では、好きな人とそんなシチュエーションになることはそうそうないと思う。

なったとしてもこんな雰囲気にならない。

だからこの夢を見させて。

 

分析しないと言いつつ、昨日から考えちゃってる。

私が一番惹かれるのは、みんなが同じ場所に閉じ込まれて、支え合うところかしら。

そしてその狭い場所に先輩がいて、先生がいて、兄弟がいて、親がいて、

その狭い環境の中でみんなが繋がっている。

離れることのない日々。

これ以上は書かない。

 

私的な学園アリスのaestheticとは、

森に迷い込む少年少女、時の流れに飲み込まれる少年少女。

その世界観が心に刻まれて、私は26にもなった。

時には、「好きな作品にプライドを持って生きていく」という気持ちになる。

自分を見失いそうな時には、「私は学園アリスが好きな人」って何度も思い出したい。

【妄想職業】教師〜!

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(写真は7月のバジル)

 

【妄想職業】というシリーズを始めてみたい!

きっかけは、小豆島旅行のついでに『二十四の瞳』(1954)を観て、中学の頃まで先生になりたかったのを思い出したこと。

特に好きな雑誌の文章を生徒に読み聞かせるのがすてきだったなぁ〜

今はもうキャリアがある程度決まってて、そう簡単には他の職業にチャレンジできないんだけど、

だからこそ想像だけでもあらゆる職業になり切ってみたい、そしてその想像の中から何かが見えてきそう、と思ってる。

 

教師。うん。

小学生の時は担任先生が国語の先生で、よく懐いてた〜

教師の日には生徒たちがかわいくラッピングされてるプレゼントを先生たちに送るから、

その大量のプレゼントを受け取ってみたいってずっと思ってた笑。

 

なんの先生になろうかな?小学校の先生がいいかな?やってみたいの全部書き出してみよう〜

まずは小学校の先生。国語も算数も英語も教える設定で。

1番の楽しみは(絵)日記のチェック。絶対楽しい。

私がコメントつけるなら、偉そうなことは絶対言わない!

小学生の真剣な悩みって絶対おもしろい〜〜

 

そして国語(中国語)の授業では、本当に楽しんでもらうように工夫する。

昔教科書に、山の中の四季の文章があったんだけど、

私だったら、その日の授業はその中に出てきた木・動物・湖の写真を全部探してきて、生徒に見せる。

これが美しいんだよ。書いてみたくなるんだよ。読んでると気分良くなるんだよ。ってね。

そして宿題として自分の中の一番美しい景色を書き出してみて、隣の子に発表してもらおう〜

 

中学の国語の先生になったら、週一回の日記を見せてもらうのが楽しみ。

昔私の週日記をよくクラスで褒めてくれてた先生、本当に感謝してる。

当時は日曜の深夜にいやいやで終わらせることが多かったけど、

今となっては書きたいことがいっぱいあるのに、

そんなちゃんと読んでくれて、コメントくれる人がそうそういない。

あれはありがたいことだった。

 

漢詩・漢文は、自分の不遇を嘆くか時の流れを悲しむか友情を訴える人がほとんどなんだけど、

生徒たちにはぜひその作者の気持ちを理解するだけでなく、

どうしてその人はそういう考え方をするのか、

どういうふうに時代背景・経歴がその人の考え方を作り出したのかを一緒に見ていきたい。

そうすれば、その考え方から抜け出して、外の世界の全体像みたいなのも見えると思う。

やっぱり国語の教科書にああいう感傷的な文章が多いと、

学生は同じ考え方に染まりやすいと思う。

文章を書くとついその方向にいっちゃって、もっといろんな考え方や感情があるのに、

自分が読んできた文章の感情に同化されて、それが自分の感情だと思っちゃう。

 

みんなに馬鹿にされたり、いじめられたりする子がいたら、

その子と一緒に遊んで一緒に笑いたい。プライドを持って一緒に笑おう。

みんな平等で、笑っていいの。

 

親がひどい人で家で楽しく過ごせない子がいたら、

いくらでも私と一緒に遊ぼう。家族が公園に連れて行ってくれないのなら、私と行こう。

一緒にたくさん写真撮って、花火もやろう。

泣かないでとは言わないから、感じてること・話したいこと全部話そう。いくらでも泣いて。

高校生や大学生になって周りに恵まれなくても、私に手紙書いてくれれば、

ちゃんと返す。

 

英語の先生だったら、まずはみんな同じ人間なんだよってところをわかってもらいたい。

違う国の子供だって甘い飴やチョコは好きだし、好きなおもちゃはある。

一緒におやつ食べて、そのシェアしたくなる気持ちをまず体験する。

単語・フレーズは、意味を説明するだけでなく、「こういう場面で使うんだよ」を説明する。

映画・ドラマ・有名人の発言から例文を引用する。

こう考えてみたら英語より国語の先生のほうが面白く感じる・・・

 

中学・高校の先生になったら、人生は勉強だけじゃないよ、勉強できなくてもいいよってわかってもらいたい。

容姿に悩まされる子がいたら、これからはいくらでもかわいく・かっこよくなれるんだよって教えてあげる。

失恋した子がいたらすてきな失恋プレゼントをあげる。

バレンタインの日には、寂しがってる子たちに一人でも十分楽しいよって教えてあげる。

 

そしてもちろん最近読んだよかった本を共有したり。

担任先生になれば、クラスのニュースレターを作りたい。春夏秋冬で。

学生たちと一緒だったら、めぐりくる季節も全部穏やかになって、怖くなくなる。

卒業式のたびに号泣する自信がある。

以上。

 

Next〜

次は、カフェ、レストラン、雑誌編集者、新しいビジネスも書いてみたい!

twilight aestheticの正体

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Twilight。どこから書いたらいいのかわからない、私の中学時代の思い出で、2010年代のphenomenon映画。

数ヶ月前に大好きな映画/ドラマレビューYouTuber、Friendly Space Ninjaさんのtwilightレビューを観て、

同じ世代というか同い年か〜ってなってすごくあの頃が懐かしくなった。

 

彼のいうように、twilightのストーリーは色々問題あるけど、

サウンドトラックも視覚効果も最高だったと思う。

あの青いトーンと、Carter Burwellの音楽は間違いなく独特な、intriguingな世界を作り出した。

今日は、その世界の正体をcaptureしてみたい。リーマンショックなどの時代背景との関係を考えながら。

 

まずはこのForksという、雨が多い町。

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騒がしい都会や、vividな日常から離れた世界。

生物の根源のところに触れる伝説にとてもよく似合う原風景。

 

この映画を初めて観たのは、2008年の9月。中学に上がったばかり。

9月にこれを観てよかったってすごく思う。

夏が終わって、ちょっとした上着を着て新学年に入る。

校庭のあっちこっちで、水たまりが落ち葉でいっぱいになる。

心が少し落ち着いて、新しい教科書や新調したノートと文房具と向き合う季節。

 

そんな中でも、twilightの主人公の彼、Edwardは、こんなところに住んでる:

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森の奥にあるモダーンデサインの家。

吸血鬼の一家だからもちろん裕福で、人間の食事はしないからどこまでも生活感のないモダーンハウス。

本題に入るの早すぎる気がするけど、

リーマンショックの時代背景からして、人の気配を感じない山奥にある全くお金に困らない「お城」は憧れるよね。

現実を忘れられる。

 

今でもtwilightのサウンドトラックたまに聴いてるけど、

映画観た当初、一番最初に気になった曲はBellaとEdwardが付き合って初めて一緒に登校した時のbgm、『Spotlight』と、

Cullen一家が野球やってる時のbgm、『Supermassive Black Hole』。

かっこいい。眩しい。

#the coolest kid in school

#top of the world

( ̄▽ ̄;)

 

当時の私はEdwardの妹、Aliceのファンだった。

妖精みたいな、陽気xエレガントさ+神秘的な雰囲気。

彼女の自由自在な言動には未来予知能力者の自信が出ている。

将来の不確定さに満ちた中1女子の生活からして、なんて憧れる存在なんだろう〜〜

 

インテリアとファッションについてもちょっと触れてみたい。

今でもtwilightを思い出すと、一番印象的なシーンは二つで、

一つがこのBellaの部屋:

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この暗い間接照明と、craftyなスタイル。

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Bellaがこの部屋で吸血鬼の資料のリサーチをしている時、すごくよかった。

まぁ夜中に悪夢で起きるのにちょうどいい部屋 的な?笑

 

好きなシーンのもう一つとはこの本屋さんのシーン:

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この映画は薄暮れにこだわっているみたい。

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その本屋さんで見つけた本もまたこの映画によく似合うデザイン。

欲しかったもん。

 

本を手に入れたBellaは、こんな感じでリサーチを始める。

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Googleの画面がこんなに神秘的に見えるとはね〜

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Bellaが見つけたサイトはgothicで、このシーンのBgmも神だった。

こういうところは、いわゆるdark academiaブームに関係すると思う。

ちょうどHarry Potterの映画シリーズの後半も同じ年代に出てるから、そのトレンドを加速させたと思う。

当時のわたしは、同級生に書いた手紙に手作りのシーリングワックスつけてた。笑

 

日本語でdark academia関連の記事読んだことなかったけどこんなのが見つかって、すごく適切な表現だと思う:

古典的なアイテムやファッションを身につけ、どこか気だるく退廃的な雰囲気が漂う世界観を好む彼ら。

https://courrier.jp/news/archives/205778/

ヴィンテージのツイードパンツ、本を詰め込んだレザーの古い学生カバン、暗めの写真、陰鬱な詩

この二、三年は、コロナでdark academiaがさらに人気になってるみたい。

まさに人間が集まる現代社会やデジタル・テクノロジーへの抵抗から生まれてると思う。

そういう時は、人間は田園的な・古典的な好みに転ぶ傾向があるみたい。

私はなぜか小さい頃からずっと好きだけど、ガイコツやGothicには興味ないかな〜

 

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主人公の恋愛の話に戻って、吸血鬼の彼氏を持つのは、二つの憧れから生まれてるように思われる:

①周りの人と区別つけたい。中高生の女子たちは、大した知識やスキル持ってないし、群れに埋もれがち。(程度によるけど)

②自分と周りが無力だから、全知全能の神に憧れる。

 

みんな吸血鬼になっちゃえば現実の悩みから解放されるかというとそうでもなさそうだけど、

そういう夢をちょっと見させてもらった。

 

今改めて観ると、本当に見苦しいくらい痛い話ばかりだけど、

Twilightは音楽もどこか命の脆さ・原始的な美しさを感じて、

映画全体の雰囲気は、Friendly Space Ninjaさんの言葉を借りて、「It's good shit, okay??」

 

たまにはtwilightの世界に帰ってひと休みしたい。

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